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タイヤの空気圧

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タイヤの空気圧

燃費にも重要な「タイヤの空気圧」管理

自動車の走りは、最終的には路面と接しているタイヤの性能によって決まる、といっても過言ではない。

どんな銘柄のタイヤであっても、性能を最大限に引き出す上で重要なのは「タイヤの空気圧管理」だ。

タイヤの空気圧は、安全に走行するために必須なことはもちろん、燃費の上でも非常に重要である。

タイヤの転がり抵抗が、燃費と密接な関係にあるのは以前にお伝えしたとおり。

タイヤは、空気圧が低くなると接地面がつぶれて接地面積が大きくなるため、あるところまではグリップ力が上がるというメリットもあるものの、転がり抵抗は増えてしまう。また、空気圧が低いとタイヤ自体の変形が大きくなるため、その分転がり抵抗も大きくなってしまう。結果、タイヤの空気圧が低いと転がり抵抗の増大により燃費を悪化させる要因となる。また、高速走行する機会が多い人ほど影響を受けやすい傾向がある。

逆にタイヤの空気圧を高くすると、接地面積が小さくなる上、ケース剛性が高まって変形が抑えられるなどにより燃費は向上するが、空気圧を高くしすぎると乗り心地が悪化するのはもちろん、グリップ力が低下し、著しく自動車の走行が不安定になってしまう。

具体的には、ブレーキングやコーナリングなどの走行性能が落ちてしまい、その結果安全な運行に支障をきたすようになってしまう。

そのため、空気圧は車種ごとに定められた規定値を目安に、同等かわずかにプラス程度にとどめるべきであり、適正値を大きく外すことは好ましくない。

タイヤの空気圧の重要性を理解したら、定期的に空気圧をチェックすることを覚えておこう。

タイヤの空気圧調整

タイヤの空気圧は、走行すると発熱により膨張して高くなり、いったん上がるとなかなか下がらなくなるので、空気圧の調整は走行前の冷間時に行なう方が良い。

また、タイヤの空気圧の漏れに関して、エアバルブまわりからの漏れだけではなく、内部の空気(主に酸素)がゴムの分子間結合を少しずつ透過していくことも無視できない。

上記の透過により、放っておいても空気圧が1ヶ月に5%程度落ちてしまうともいわれているので、最低でも1ヶ月に1度はタイヤの空気圧をチェックすることをおすすめしたい。

ちなみに、窒素ガスの注入が燃費向上に効果があるといわれることもあるが、これについては直接的な関係はないといえる。

ただし、前記の透過の問題に関連して、窒素は普通の空気よりも抜けにくいため、空気圧の低下による燃費悪化を抑えられるという点では、まったく効果がないわけではない、という認識が正しいだろう。

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