トヨタ プリウス 新型プリウスの「ソーラーベンチレーションシステム」とは

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新型プリウスの「ソーラーベンチレーションシステム」とは

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トヨタ自動車株式会社
新型プリウスの「ソーラーベンチレーションシステム」とは

「ソーラーベンチレーションシステム」とは

3代目プリウスで新たに設定された装備として注目を集めているもののひとつに、トヨタ初の「ソーラーベンチレーションシステム」が挙げられる。

これは、ルーフに配したソーラーパネルで発電しその電力により車内の換気を行うもので、炎天下での駐車中に作動させることによって、車内の気温の上昇を抑えることがはたらきをする。

加えて、3代目プリウスにはスマートキーのスイッチを操作ことで、車外からエアコンを作動させることもできる世界初の「リモートエアコンシステム」が設定された。

これらを上手く組み合わせ、エンジン始動前にソーラーベンチレーションシステムを作動させておき、乗車前にリモートエアコンシステムを作動させることで、エアコン負荷を減らすことができる。結果、燃費向上につながるという、相乗効果を得ることができる。

ただし、日射量が少ないときや、ソーラーパネル温度が低いときなどにはソーラーベンチレーションシステムが作動しない場合があるし、一部でも影になっているときは作動しない。

また、ソーラーベンチレーションシステムの電力はソーラーパネルから供給されるが、エアコンの電力はハイブリッドバッテリーから供給されるため、充電状況によっては、エアコンが作動しない場合がある。

「ソーラーベンチレーションシステム」が装着可能なグレード

これらは全車に装着できるわけではなく、「G」と「S」の2グレードに限られる。

「G」ではソーラーパネル付ムーンルーフとセットでメーカーオプション(価格21万円)で、「S」ではソーラーパネル付ムーンルーフ、スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア)&スタートシステム、イルミネーテッドエントリーシステム(フロント足元ランプ)とセットでメーカーオプション(価格22万5750円)という設定となっており、かなり高価ではある。

ソーラーパネルは京セラ製で、出力の公表値は平均56W(太陽電池モジュール)とのこと。

また、16.5%(太陽電池セル)という高い変換効率を実現しているという。

京セラでは、3代目プリウスへ搭載するにあたり、自動車の搭載に耐えうる太陽電池の品質を確保するため、耐熱・耐振動・耐衝撃などの項目で厳しい条件を設定した評価試験を実施。

また、太陽電池モジュールの製造に際して、京セラでは専用ラインを設けて専属の生産技術担当者を配置するなど、厳しい管理体制を強いている。

ちなみに、似たようなシステムは、すでにマツダやアウディの市販車において採用例があるし、アフターマーケットでの自動車用品としても販売されているなど、機構的にはそれほど目新しいものではない。

3代目プリウスに設定されたものは、前記のものがサンルーフにソーラーパネルを仕込んでいたのに対し、それとは別体でソーラーパネルを設定している点が新しい。

また、ハイブリッドカーであるプリウスに設定されたことで、ハイブリッドバッテリー等の充電に関与するものと思われたのだが、そうではなかった。

とはいえ、同システムが将来的にさまざまな機構に応用することを視野に入れた開発の第一歩であることには違いない。

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