ハイブリッド車とは、「 ハイブリッド ( hybrid = 2つ [以上] のものを組み合わせた ) 」という名前の通り、車を走らせる動力を「 燃料で動くエンジン 」と「 電気で動くモーター 」の2つを組み合わせたクルマのことです。
ハイブリッド車の最大の魅力は、「 燃費が良い 」ことです。
ハイブリッド車では、「 エンジン 」 に加えて 「 モーター 」 がエンジンを補助することによって、エンジンのみを動力とした場合に比べ燃料の消費が抑えられた結果、燃費を向上させることができます。
電動アシスト自転車を思い浮かべてもらうと分かりやす いかもしれません。 電気のアシストを使えば坂道でもペダルが軽くなって楽々漕げる。つまり足が楽=カロリー を消費しない=燃費が良くなる、という図式です。
また、ハイブリッド車では減速時に、エンジンブレーキに似た「 回生ブレーキ 」 が発生します。回生ブレーキとは、駆動に使っていたモーターを発電機として作動させるもので、今まで減速時に捨てていたエネルギーを、電気エネルギーとして効率良く回収するためのもので、回生ブレーキも燃費向上の一旦を担っています。
自転車で夜坂道を下るとタイヤに付いている発電機(ダイナモ)でライトがつくように、発生させた電気を充電するようなイメージです。
ハイブリッド車のモーターは、クルマにとってパワーが必要で燃費が悪くなる 「発進」や「加速」などの際にエンジンを補助します。逆に、パワーが要らない一定のスピード走行などは エンジンのみで走ります。
ですが、ハイブリッド車だからといって急加速を繰り返すような運転では燃費の向上は見込めません。ハイブリッド車は特殊な運転技術や操作などは必要ありませんが、ハイブリッド車といえどもある程度燃費の向上を心がけた運転が必要となります。
日本のハイブリッド車は、乗用車ではトヨタ・ホンダの2社のみが発売(2009/04 現在)しており、代表的なハイブリッド車としては、「 トヨタ プリウス 」 「 ホンダ インサイト 」 が挙げられます。
トヨタとホンダのハイブリッドシステムにはそれぞれ特徴があり、モーターだけでも走行できる仕組みの「 トヨタ プリウス 」 タイプと、あくまでもエンジンが主体でモーターがアシストする仕組みの 「 ホンダ インサイト 」 タイプがあります。 (各社他のハイブリッドの仕組みを差別化するため、フルハイブリッド、マイルドハイブリッド、セミハイブリッドなどの呼び方をする場合もあります)
トヨタとホンダのハイブリッドシステムについては、また次回ご紹介したいと思います。
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