記事・レポート お役立ち エコカー特集 EV特集第一弾「EVブームの先駆け、テスラとは?」/木野龍逸

EV特集第一弾「EVブームの先駆け、テスラとは?」/木野龍逸 (1/2)

EV特集第一弾「EVブームの先駆け、テスラとは?」/木野龍逸

ハリウッドスターにも人気の「テスラ・モーターズ」

どうも世の中、電気自動車(EV)ブームらしい。

僕自身はこれまで15年ほどEV関連の取材をしてきたけども、EVがこんなに注目を集めたことはなかった。テレビや雑誌が頻繁にEVやEV関連ビジネスを取り上げるのを見ていると、「ひょっとして、デンキは儲かるのか?」と思えてくる。

今の状況を指して、僕の回りでは「EVバブル」だと言う人も多い。例えば、日本で最も早くEVに注目した自動車評論家といえる舘内端氏は「話を聞かせろ」という業界関係者の間で引っ張りだこになり、自動車メーカー内でコツコツとEV開発に関わってきたエンジニアたちは突然会社が本腰を入れたことに驚きつつ、これまた超多忙な毎日を送っている。

これがバブルなら乗っからない手はないんだけども、そうそう都合のいいネタがあるわけない。しょうがないので、とりあえずはEV関係者に足を向けて寝ないようにしている。

そんな中で注目したいネタのひとつが、米カリフォルニア州のEVベンチャー、「テスラ・モーターズ」である。

なにしろ1台が1,000万円以上もするスーパースポーツEV「テスラ・ロードスター」が、これまでに1,000台以上も売れている。ユーザーの中には、ジョージ・クルーニーやレオナルド・ディカプリオをはじめとしたハリウッドスターも数多い。

昨年秋に本社を訪ねたとき、リーマン・ショックの直後だったにもかかわらず会社が傾くほどの影響はなく、予約もほとんど解約されなかったという話を聞いた。

だから、さぞ好調なんだろうと思っていたら、この夏に初めて黒字を計上し、ホントに儲かりはじめていた。破綻したGMやクライスラーから見れば、羨ましい限りだろう。

テスラは、2003年にEVの生産販売を目的として創業した。出資したのは、グーグルやeBayなどを起業したIT長者たち。

現在のCEO(最高経営責任者)イーロン・ムスク氏は、世界最大級のオンライン決済システム「PayPal」の創業メンバーのひとりで、テスラの他には宇宙開発を目的とした会社を経営している。

要するに大金持ちであり、かつ非常に有能なビジネスマンで、そんなムスク氏が勝算のないビジネスをやるわけがない。創業時点で、彼らは環境がカネになると踏んでいた。

そしてテスラが好調なのは、なんといってもエコカーとして優れているEVを作っているからだ。しかも、ものすごく高性能なEVだ。

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