マツダ ベース車としてプレマシーが選ばれた理由

記事・レポート お役立ち エコカー特集 ベース車としてプレマシーが選ばれた理由

マツダ プレマシー ハイドロジェン REハイブリッド 解説&試乗レポート (3/3)

マツダ 車種情報

Text :
Photo:
オートックワン編集部
ベース車としてプレマシーが選ばれた理由

ベース車としてプレマシーが選ばれた理由

前置きが長くなったが、ここからが今回のプレマシーハイドロジェンREハイブリッドの本番だ。

ハイドロジェンREハイブリッドのベース車としてプレマシーが選ばれたのは、ミニバンの持つパッケージングの余裕が水素タンクやリチウムイオン電池の搭載に適しているためだ。プレマシーのハイブリッドは水素を燃やすことだけでなく、ハイブリッドシステムそのものについてもトヨタやホンダの方式とは異なっている。

プリウスやインサイトでは、エンジンを回すことによって発電するほか、エンジンの力をタイヤに伝えて走る方式のハイブリッドとしている。

これに対してプレマシーではREで水素(またはガソリン)を燃やすのは発電機を働かせて発電するためだけで、直接タイヤを回すためにはエンジンを使わない。そして発電した電気でモーターを回してその力をタイヤに伝えるシリーズ方式のハイブリッドとしている。

発電した電気は一定量をリチウムイオン電池に蓄えるので、システムを始動させてすぐに走りだすことができる。ただ、基本的にはREを回すことで発電した電気をすぐにモーターに供給してタイヤを回す仕組みにしているので、極めてダイレクトな印象のハイブリッド車になっている。

アクセルを踏み込んでエンジンを高回転まで回せば、その分だけ発電機で発電する量が多くなり、それがモーターに伝えられてタイヤを強く速く回すことになる。アクセルワークとの間に直接的な関係のあるハイブリッドということもできる。

状況によってはエンジンを回して発電した分に加えて、電池に蓄えた分の電力も使って走るので、さらに力強い走りが可能になる。

減速時にブレーキが発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換して電池に蓄えるのはプリウスなどのハイブリッド車と同じだ。停車中にエンジンを停止するのはインサイトよりもプリウスに近い感じである。

実際に走らせた印象は「ダイレクト」

プレマシーハイドロジェンREハイブリッドに乗った印象は、ハイブリッドらしくないダイレクトな走りが得られることだ。

アクセルを強く踏み込めば速く走り、アクセルを緩めればゆっくり走るという感覚が、プリウスなどのハイブリッド車よりも通常のガソリン車に近いイメージを持つからだ。その分だけガソリン車に慣れた人が自然な感覚で運転することができる。

ただ、アクセルを踏み込んだときのエンジン音がけっこう大きい。これは水素を燃やすときの音が大きいことが理由で、専用設計のモデルではないため、騒音対策が十分になされていないことも理由だ。

今後は騒音対策も進められるだろうから、改良が進めば静かになっていくはずだ。

長距離の試乗をしたわけではないが、発進加速などはいかにも電気自動車といったイメージの加速感だ。電気自動車はガソリンエンジンと違って瞬時にトルクが立ち上がるのが特徴で、発進からの加速感がガソリン車とは大違いになる。

現在はまだ、完全に試作車段階のクルマだが、マツダもハイブリッドや電気デバイスの研究をしっかり進めていることが良く分かるのがプレマシーハイドロジェンREハイブリッドだった。


オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!
  •  

マツダの関連記事

マツダの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

≫マツダに関連する全ての記事を見る

マツダの関連ニュース

≫マツダに関連する全てのニュースを見る

マツダ 新車人気ランキング(月間)

集計期間 : 2017年9月19日~2017年10月19日

≫マツダの人気ランキングを見る