クライスラー 電気自動車でクライスラーは再生なるか?

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クライスラーのエコカー技術 (2/2)

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電気自動車でクライスラーは再生なるか?

電気自動車でクライスラーは再生なるか?

クライスラーでは、同デトロイトショーで展示した5モデルのうち、1モデルを2010年にも量産化する予定で、2010年内に北米向け車両の生産を開始し、同年以降に欧州向け車両も生産するとしている。さらに2013年には、少なくとも3車種を追加するという。 このようなEVやレンジエクステンダー付きEV、近距離移動用EVを含むモーター駆動の車両を、2013年までに50万台販売することを計画している。

4月初頭には、量産バッテリーメーカー大手のA123システムズ社と提携し、ミシガン州で生産された先進的リチウムイオンバッテリーの供給を受けることが決定している。

4月22日(水)には、ENVIが開発したミニバン「タウン&カントリー」の100%電気駆動のEVコンセプトモデル4台を公開した。これはUSPS(米国郵便公社)のアースデーイベントの一環であるが、以降、同コンセプトモデルはUSPSの郵便配達専用車として活躍することになっている。

さらに、全米規模の実証試験を行なうため、米国エネルギー省の輸送電化推進計画による連邦補助金を申請することを明らかにするとともに、米国主要エネルギー関連企業に実証試験への参加を要請し、各社と米国内の諸地域の郵便局に充電設備を設置する同意書を締結している。

また同イベントでは、次世代シティコミューターとしての小型EV「ピーポッド(Peapod)」を披露した。これは、グループ内の電気自動車部門であるGEM(GreenEcoMobility)が手がけた新しいEVで、2009年の市販化が予定されている。

全長2,895mm×全幅1,448mm×全高1,778mmの小型ボディに、連続出力5hp、最高出力12hpを発生するモーターを搭載。6~8時間の充電で、航続距離は最大で48km、最高速は40km/hに達するという。日本ですでに発表されている電気自動車と比べると、ボディサイズやスペックは控えめだが、おそらくかなり低価格に収まるはずだ。 ちなみにピーボットの商用モデルは、インドのタタモーターズとの共同開発で、「タタエース」をベースとする予定という。

報じられているとおり、クライスラーは2009年4月30日に連邦倒産法第11章の適用を申請した。今後、提携先のフィアットが20%の株式を持つほか、主要債権者である全米自動車労組(UAW)が55%、アメリカ政府が8%、カナダ連邦・州政府が2%をそれぞれ保有する。

クライスラーは、米政府のバックアップを得ながら、フィアットとの提携下で再生を目指す。フィアットと小型車の開発や販売などを共同で行なうとともに、小排気量ガソリンエンジンや高圧コモンディーゼル技術、デュアルクラッチトランスミッションなど、燃費向上に多くのメリットをもたらす技術の共有化を進めていくという。 また、すでに進行中の前記のEVに関するプロジェクトも、米政府の支援を受けて、より加速度的に進展することと思われる。

こうして築かれた新しい関係により、クライスラーの再生と、地球環境に貢献する技術の確立が、より早期に実現するよう期待したい。


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