フォルクスワーゲン フォルクスワーゲンのエコカー技術

記事・レポート お役立ち エコカー特集 フォルクスワーゲンのエコカー技術

フォルクスワーゲンのエコカー技術 (1/2)

フォルクスワーゲン 車種情報

Text :
Photo:
フォルクスワーゲンAG
フォルクスワーゲンのエコカー技術

DSGから始まったVWのエコカー戦略

華やかさには少々かける「真面目なデザイン」ながら、いかにも堅牢そのものに作り上げられたボディに、さすがはアウトバーン育ちと納得をせざるを得ない比類なき高速安定感を実現させるシャシーの持ち主--ひと昔前までのVW車とは、どことなくそんなイメージが強いものだった。言い方を換えればそうしたVW車なりの魅力の要因に、エンジンやトランスミッションから成るパワーパックの貢献度はさして大きいとは受け取れなかったように思う。

無論、そこに搭載をされた各ユニットが、「必要にして十二分」な性能を発揮してくれるものであったのは間違いない。が、それでも前述のようなひと際輝く魅力のポイントに比べれば、エンジンやトランスミッションなどはどちらかといえば“黒子”的な印象に近かったのがVW車の特徴でもあったのである。しかし、いつしかそんな過去からは脱却していたのだ。VWは、世界のカーメーカーの中にあってもBMWと肩を並べるほどの、パワーパックこそを大きな売り物というブランドに変貌を遂げていたのである。

VWの地球環境対応戦略で凄いところは、単に将来に向かってのロードマップを提示するだけでなく、「出来る事からどんどん提供」というスタンスが見てとれることでもある。

市場導入のタイミングからすれば、まず改革の手がつけられたのはトランスミッションだった。2003年にそもそもポルシェ社が1980年代のレーシング・マシン用に開発を行ったものと同種のデュアル・クラッチ式2ペダル・トランスミッションを、“DSG”という商標と共にゴルフ『R32』へ初搭載。このグレードはシリーズで唯一の6気筒エンジンを搭載し、200psを遥かに超える大パワーを4輪全てへと分配する4WDシステムも採用という“特別なゴルフ”であっただけに、当時はそんなDSGという「新しくて複雑」なトランスミッションが、高価でスポーティなモデルへの限定搭載に留まるものと解釈した人は少なくなかった。

しかし、その後の展開を見ればVWがこのトランスミッションを、燃費を向上/CO2削減の切り札の技術のひとつとしても捉えていたことが明らかになる。そんな動きは最新のVWラインナップへと目をやり、周辺メーカーの多くも同種のトランスミッションを採用し、急速に伸ばしているのを見れば明らかだろう。

構造的にはMTがベースゆえ、同じ2ペダル式でもトルコンATやCVTなどよりエンジントルクの伝達効率に優れている上、変速時のトルクフローの断絶がゼロとなるために加速タイムはMTを凌ぐ。しかもシフトレバーによる変速操作は不要のために、Hパターン式シフトゲートを用いるMTでは事実上不可能な、7速以上のギア数設定も可能となる。その分ローギアからの変速レンジを大きく取れ、トップギアを“高速クリージング専用レシオ”へと振り分けるといった大胆なチューニングが可能となるメリットもあるわけだ。

  1. Page1 フォルクスワーゲンのエコカー技術
  2. Page2 ダウンサイジングコンセプトの先駆者は“夢の燃焼”に取り組む

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!
  •  

フォルクスワーゲンの関連記事

フォルクスワーゲンの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

≫フォルクスワーゲンに関連する全ての記事を見る

フォルクスワーゲンの関連ニュース

≫フォルクスワーゲンに関連する全てのニュースを見る

フォルクスワーゲン 新車人気ランキング(月間)

集計期間 : 2017年11月11日~2017年12月11日

  • フォルクスワーゲン

    ゴルフ

    新車価格
    250 万円 ~ 600 万円

  • フォルクスワーゲン

    ポロ

    新車価格
    200 万円 ~ 338 万円

  • フォルクスワーゲン

    ザ・ビートル

    新車価格
    240 万円 ~ 350 万円

≫フォルクスワーゲンの人気ランキングを見る