三菱 理想のバッテリーを求め、市販化を目指すi-MiEV

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三菱のエコカー技術 (2/2)

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三菱自動車株式会社
理想のバッテリーを求め、市販化を目指すi-MiEV

理想のバッテリーを求め、市販化を目指すi-MiEV

ただ電気自動車のポイントは電池であり、いかに大容量の電気の出し入れをスムースに行なえるかが重要だ。電気だけで走ろうとすれば大容量の電池が必要となり、現在主流のニッケル水素バッテリーでは限られた走行距離しか走れない。どのメーカーもバッテリーの開発に取り組んだ。その中で携帯電話などに使われているリチウムイオンバッテリーは、今もっとも理想的なバッテリーで、電気自動車用バッテリーとしては間違いなくリチウムになるといわれている。エネルギー密度が高く、ニッケル水素と同じ容積なら大量の電気を蓄えることが出来るからだ。また電気の出し入れにも寛容なところも歓迎されている。

ところがリチウムイオンバッテリーもまだ完全ではない。リチウムのコストが非常に高く、安定性が悪いことだ。ニッケル水素の場合は鈍感な分、安定性が高く、プリウス誕生以来(トヨタの徹底管理もあるが)事故は一件もない。リチウムは携帯電話やノートパソコンといった小さな電気器具に使用されているが、リチウムバッテリーが熱を帯びて発火に至ったケースも記憶に新しい。これが更に大きな自動車用バッテリーとなると安全性を確保するのは高度な量産技術が必要だ。三菱が2009年に企業向けに発売するi-MiEVは安全なリチウムバッテリーの確保にある程度目処が付いたということだろう。

ただ電気自動車はまだ航続距離が短く、i-MiEVでも160kmが目標。連続した高速走行やヒーターやワイパーを使うといった悪条件が重なると航続距離は極端に短くなる。従ってi-MiEVには軽自動車が使われているようなシュチュエーションが適している。充電はエンプティからだと家庭用で14時間ほど。急速充電では30分ほどかかるが、安い夜間電力を使えばガソリンと比較して1/10のコストで走れるという魅力もある。

三菱はi-MiEVをベースにして、スポーツモデルまで展開しようとしている。電気は車体の低重心化が図れ、かつ大きなトルクでパワフルな走りも可能なので、実用への可能性は多いにある。

一方で三菱はクリーンディーゼルも進めており、こちらは欧州を中心に販売されそうだが、日本での志向はまだ明確になっていない。いずれにしても三菱はEVで環境技術を一気に確立しようという戦略がみえる。


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