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マツダのエコカー技術 (1/2)

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マツダ株式会社
マツダのエコカー技術

マツダ独自の技術、水素ロータリーハイブリッド

マツダのエコカー技術を象徴するのはプレマシーをベースとして開発された水素ロータリーハイブリッド車だ。これは一部の関係先にリース販売(という言い方もおかしいが)されているだけの試作実験車レベルのクルマながら、ほかのどのメーカーも作っていない先進的なクルマである。

ハイブリッド車としてはシリーズ方式と呼ばれる方式を採用する。水素を燃料とするロータリーエンジン(RE)は発電のために使い、発電した電気を使ってモーターで走る仕組みだ。しかも水素がなくなった場合にはガソリンでREを回して走ることも可能なデュアルフューエルシステムを採用している。ハイブリッド車にすることで水素REに比べて2倍に近い200km程度の走行が可能になったが、まだまだ航続距離が短いためにガソリンとの併用も可能なシステムに仕上げたわけだ。

そもそもマツダは水素REハイブリッドのベースとして、水素REの研究開発を進めてきた。マツダは世界で唯一ロータリーエンジンを実用化している自動車メーカーだが、この水素を燃料として使う研究を従来から進めていて、RX-8をベースにした水素RE車の公道走行を実現するなどしてきた。

ほかの自動車メーカーのほとんどが水素を酸素と反応させて電気を取り出す燃料電池車の研究を進めているのに対し、マツダとBMWはエンジン内に水素を噴射して直接燃やす方式を研究している。燃料電池車には稀少金属を使う触媒をどうするのかなど、解決すべき課題が山ほどあるのに対し、水素を直接燃やす方式なら既存の内燃機関(エンジン)の特性を生かせるというメリットがある。マツダとBMWが水素を燃焼させる方式にこだわってきたのはそのためだ。

さらにいえば、ピストンが往復運動をするBMWのオットーサイクルエンジンに比べ、ローターが回転するマツダのREは、エンジンの構造的に水素燃焼との相性がよい。だからこそマツダは水素REに力を入れてきた。

ただ、水素はガソリンに比べると燃料としてのエネルギー密度が低い。クルマに積んだ水素で走れる距離がガソリン車に比べて短くなってしまうのが難点だった。それをカバーするために開発したのが水素REハイブリッドである。

将来的には、石油が枯渇した後のエネルギー源として水素を使うことになるという大方の合意は成立しているが、水素からどのようにエネルギーを取り出すかについては、どの方式が良いかはまだまだ各社とも確定していない。マツダの研究がどのように実を結んでいくかは今後おおいに注目される。

  1. Page1 マツダのエコカー技術
  2. Page2 新技術i-stopで量産ガソリン車全体の燃費向上を図る

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